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週後半が近づくに連れて、米ドル円が下がり易くなる

ドル売り優勢となる中で、先週気になったのは、自国通貨高防止を目的とした一部アジア中銀が行っている介入(自国通貨売り、米ドル買い)の動きでした。米量的緩和第2弾が終了しても、年内の利上げが無いと見られている米ドルは、先高感に乏しいため、各中銀は介入で抱え込んだ米ドルをすぐに売却し、その他主要通貨に乗り替えるという動きが散見されました。

 

また、もう一点気になったのが、本邦投資家の円売りポジションの増加です。3月の協調介入でドル円は82円台まで押し上げられた後、さらに85円台半ばまで上昇しました。その後は上げ幅を縮小する動きが続いていますが、82円台を割れると、介入期待が強まり、ドル買い/円売りポジションが再び増加する傾向にあります。日本のGW中、ドル買い/円売り介入を指揮する財務省が動けないと海外勢が考えるようであれば、市場の介入警戒感が薄れ、海外勢主導による本邦勢の円売りポジションの投げを誘う動きが予想されます。先月76円台まで急落した際も、円売りポジションの投げが下げ幅を拡大する結果となりましたので、そのような動きには注意したほうが良さそうです。

 

火曜日以降、重要な指標も出ますが、それ以上に注目されるのは27日(正確には28日の01:30)に発表されるFOMCの結果だと思われます。今回から2日間の会合が行われる場合には発表時間が繰り上がり、本来発表が行われる時間にはFRB議長の会見が行われる予定です。

 

量的緩和の継続が示唆されるようであれば、これまで通り、米ドルは対主要通貨で売られる可能性が高いと思われます。しかし、量的緩和終了を示唆する内容であれば、米長期金利が上昇し、米ドルが買い戻されると思われますが、これにより株式市場で失望売りが強まり、リスク回避の円買いが対米ドルで顕著になると予想されます。ただし、その際は対円以外の主要通貨でドルが強含む公算が大きいとみています。

 

週後半が近づくに連れて、米ドル円が下がり易くなると思います。